【マーケティング】疑問視されるリアルアフィリエイトとは
- cuaunited
- 2015年10月15日
- 読了時間: 3分

みなさんはリアルアフィリエイトという言葉をご存知でしょうか。
おそらく知らないという方も実はリアルアフィリエイトの罠に引っかかっていたということも少ないくないかと思います。
定義としてリアルアフィリエイトとは、
アフィリエイト(成果報酬型広告)をPC・モバイルインターネット上ではなく、携帯電話販売店舗や飲食店等、リアルな店舗にて、店頭スタッフが来店顧客にサービス説明・会員登録への誘導等を行い、実際に生じた登録件数やアクションに応じてリアルな店舗に成果報酬を支払う一連の形態をさす用語。店舗アフィリエイトと呼ぶ場合もある。(出典:wikipedia)
とされています。
つまり、よく私たちが携帯電話販売店舗で携帯を購入する場合に、100円~500円程度のオプションに申し込むと〇〇が安くなりますとか端末料金が割引されますとかスタッフに勧められることがありますが、まさにあれがリアルアフィリエイトと呼ばれるものです。
実体験としては、以前端末を新規購入した際に端末用のスクリーン保護シートを購入しようとした時に、その保護シートは4,000円程度で意外と高いんだなと感じました。その時に、スタッフの人が私に「○○に申し込んで3ヶ月間利用すると保護シートが安くなります。3ヶ月間は課金されますが、その費用を考えても4ヶ月目に解約すれば定価で購入するよりもお安くなる計算です。」と説明され、そのオプションを申し込みました。
その後数百円単位のオプションを申し込んでいたことを忘れてしまい、1年が経過…サービス自体も全く使っておらず定価で購入した方が安かったというオチです。
多くの方が経験あるかと思いますが、確かに解約を忘れてしまうユーザーが悪いといった見解も当然あります。しかしながら、この手法は携帯料金の数千円に対して数百円というあまりにも気にも留めないような金額で忘れさせることを前提としたマーケティングとも取れます。
特に、情報弱者の多い年配層にとっては、複数のオプションを数か月間にわたって把握し、ただでさえ難しい横文字サービスの解約処理を店舗まで足を運んで適切に伝えるという事自体が非常に難しいのです。
逆の観点からすると、リアルアフィリエイトに申し込んだことがきっかけでそのサービスを知って、継続してサービスを使っているというポジティブなことも当然あるわけですが、その裏には情報弱者の莫大な課金があることを忘れてはいけません。
同じ金額で、同じサービスでも情報弱者か否かによってサービスの有効性が決まってしまうこのマーケティング手法はあまり長続きするものでもないような気がします。
これを機に、みなさんも携帯電話の料金明細をしっかりと確認してみてはいかがでしょうか。

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