【マーケティング】みんなネットをどこまで信用しているのか
- cuaunited
- 2015年12月24日
- 読了時間: 2分


先日アドビシステムズが、消費者のコンテンツに関する意識調査(The State of Content : Rules of Engagement)結果を発表しました。
ミレニアル世代(1980年代~2000年代初頭に生まれた人たち)を対象とした調査で、82%の人たちがオンライン上のコンテンツの信憑性を疑わない傾向にあることが分かりました。
日本人の特徴としては、情報を得る時間が1日15分程度と限られている場合は、長めの記事を読むより話題になっている短めの記事を多く閲覧したいという人たちが79%(世界平均63%)という結果になっており、情報源としてはやはり強いのが「Facebook等のSNS」「youtube等の動画プラットフォーム」「Eメールニュースレター」「Twitter」がランクインしました。
また、世界では約半数が写真や画像の加工や記事の信憑性を疑っているという結果の中、日本のミレニアル世代の82%はコンテンツの信憑性を検証しないという回答結果(約30%)が得られました。
例えば、SNSマーケティングとして有名人や著名人がSNS上で特定の企業の商品を紹介するという口コミ拡散手法がありますが、こういうものは消費者側からすると企業広告の一つなのか、それとも個人的な投稿なのかが非常に判断しづらいところがあります。
しかし、こういうものに慣れると比較的上記のようなバイアスが入っていないか入っているのかは意外とわかるものです。
しかし、日本のミレニアム世代はこの部分を疑わないわけです。純粋に「有名人が紹介しているくらいだから流行っているのかな。」と思い込んでしまうのです。
集団行動心理が強い日本人は、SNS上で自分の好きな有名人が紹介していて口コミが多く形成されていると、そこに疑いをかけることなく信じてしまう傾向にあります。
もしマーケティング的にこれを逆手にとるのであれば、これからは純広比率よりも、ユーチューバ―等を使った動画マーケティングや口コミが拡散されやすい短記事を量産していくことがミレニアム世代を掴みにいく一つの正攻法なのかもしれません。
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