【ノウハウ】プレスリリース作成講座 その8~メディアに合わせたリリースを作る 後編~
- cuaunited
- 2014年10月19日
- 読了時間: 3分

メディアに合わせたプレスリリースということで、前回は雑誌社と新聞社に焦点を当ててご紹介いたしました。簡単におさらいをすると、雑誌への掲載の近道は「読者プレゼント」にあり、プレスリリースに併せて実際の商品も同封し、編集者に商品のことを知ってもらうこと。新聞へは「社会貢献」「経済効果」「地域貢献」が掲載のポイントとなります。
今回は後編ということで、テレビ局やその他の媒体へのアプローチ方法をご紹介させて戴きたいと思います。
■テレビ局編
まず配信先についてですが、見たことがないテレビ番組へのアプローチは避けた方が無難です。テレビ局へ配信する際に電話で問い合わせるとまず間違いなく配信したい番組名を聞かれます。そこで番組名が分からなかったり、どこでもよいので・・・といったような答えをしてしまうと「番組名を調べたうえでご連絡ください」となってしまいます。
当然ですね。言い方を変えると
「あなたの作ってるテレビ番組はよく知らないけど、とりあえずどこかで取材に来てよ」
と言っているようなものですから。これではテレビ局側も取材したいとは思わないでしょう。
もちろん番組を見ることで、どのような内容の番組でどのような内容のリリースが採用されやすいか分かる、ということもあります。
また、テレビは映像で視聴者に配信されます。つまり、テレビ局の担当者は「映像になるか」ということを重視しています。したがって、プレスリリースに「こういった映像を撮影していただけます」といった文言を付け加えると取材の確率は高まります。
更に動画投稿サイト(You tube等)に撮影した動画を投稿し、テレビ局の担当者に見ていただく、という手法もあります。
プレスリリースで「映像にして面白い」をアピールしてください。
■その他編
プレスリリースの配信先と言ったとき、まず思い出すのがテレビ、雑誌、新聞、ラジオをイメージする方が多いと思います。今ではそれに加えてインターネット(ニュースサイト)が加わります。
リリース先はこれで終わりでしょうか?
意外と盲点になりがちなメディア、それは、「市報」や「会報」などがあります。
各県・各市で発行されている「市報」や商工会議所などで発行されている「会報」は
掲載されることで全国的に知名度を上げるまでの効果はないかもしれません。
しかし、意外と思われるかもしれませんが、地域密着のニュースであれば民間媒体を凌ぐ掲載効果が期待できる事例が多々あります。さらには、市や会のイベントと絡めることもあります。
また、市報に載ること自体が価値を生む側面もあります。市報などに掲載された実績のあるニュースを持って全国メディアに配信すれば、発信した時点で「市に認められた信頼のおけるもの」として認識されることになり掲載や取材につながりやすくなる、というわけです。
前編後編の2回に渡り、メディアに合わせたプレスリリースのポイントをご紹介させて戴きました。いかがだったでしょうか?
実際には1つのネタで4種類のプレスリリースを作成するのは時間的にもコスト的にも難しいと思います。なので、自社にとって一番掲載されたい媒体はどこか?ということを考えて、その媒体に合わせたプレスリリースを作成し、それを全ての媒体に配信する、という形になると思います。
ぜひ、載せたい媒体はじっくり読んだり見たり聞いたりしてみてください。自ずと「見せ方」が見えてくるものですよ。
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