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【PR】戦略PRと広報PRの違い

  • 執筆者の写真: cuaunited
    cuaunited
  • 2014年12月9日
  • 読了時間: 3分

弊社は名古屋を拠点に業務を行っておりますが、この地区はまだまだ広報リテラシーが高い地区とは言い難いです。

戦略PRはちょうどリーマンショックがあった2009年あたりのバズ用語で、広告宣伝費が大幅に削られた中でいかに高い宣伝効果を出していくかという考えから「戦略的に広報を組み立てていくことで、メディアからの取材や露出をふやして広告の代替手段とする。」という広報戦略が脚光を浴びました。

この考え方が、ストレートに世間に浸透してしまい戦略PRが間違った方向で捉えられてしまっているのではないかという懸念が私にはあります。

(〇)メディアに取り上げられるどうしたらよいか→メディアが取り上げてもらえるよう情報を加工

   →重点メディアを選定→継続的なアプローチを仕掛ける→メディア露出増大

(×)広告費が無い→メディアに取り上げてもらおう→商品やサービスの情報をストレートに送る

   →メディアを選ばずバルク配信→自社の動きがあった時だけリリース→メディア露出されず

世間一般的に有名優良と呼ばれる企業でも往々にして×パターンが多いのです。

結局のところ、広告の代替手段としてしか捉えておらずメディアサイドやさらにはそのメディアの購読者や視聴者のことなど何も考えていないんですね。「タダで取り上げてもらえるなら!」というくらいなものです。

一方的に企業の情報を、企業の都合のいいように発信するのは「広告」の役割であり、「広報」の役割ではありません。

広報は、取り上げてもらいたいメディアのエンドユーザーを知り、メディアサイドの要望に合わせることから始まります。

例えば、クリスマスを控え自社のケーキをあるメディアに露出させたいとします。ここで、まずはあるメディアの抱えるエンドユーザーは自社のケーキにそもそも興味があるのかというところです。

普通は、よほどのプレミア感が無い限り一企業の出すケーキなどエンドユーザーは興味ありません。(新商品でました!的なリリースでは載らないということです)

それでは、エンドユーザーはどのような情報に興味があるのでしょうか。

例えば、今年はどのようなクリスマスケーキが人気なのかとか、該当するクリスマスケーキの他にはない特徴であったりだとか、タダで食べれるクリスマスケーキ(企画モノ)とか。

情報加工の仕方は色々とありますが、エンドユーザーの興味関心は一企業の商品にあるのではなく、その背後の情報にあるのです。

そこを上手く汲み取り戦略的にPR活動をしていくことで、広告パフォーマンスを徐々に超えてくる可能性は十分に秘めているのです。

そこを理解しないことには、戦略的なメディア露出を実現することは不可能でしょう。

 
 
 

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