【マーケティング】店頭で行う販売促進戦略(セールスプロモーション)
- cuaunited
- 2015年3月15日
- 読了時間: 3分

先日、会社の近くのとあるお店が閉店セールを行いました。店内全品10%のチラシや横断幕。店内にもそこかしこにポスターが貼ってある状態。さらに店頭では、普段○千円以上するようなものが数百円で販売していたりと、店頭店内とにかく賑わっておりました。 ちなみに私も前から欲しかったワイヤレスのマウスを衝動買い。普段なら1000円以上で売っているものが、300円程度で買うことができました。 ということで、今回は店頭で行う販売促進戦略について書いていきたいと思います。 前回までの復習はこちらから
冒頭でのお話しは閉店セールの例でしたが、お店にとっていついつまでに○○を売上なければいけない。といったような短期間に成果を出さなければいけないケースも多々あるかと思います。 特に今は年度末の3月なので、決算までにある程度の売り上げを確保するため、決算セールなどが行われます。また、大量に在庫が余っているものを一気に処分しなければならない場合も同様です。 そうした期間が決められており、しかも短時間で成果をださなければいけないときに、店舗内で商品を目の前にして、消費者に直接向けて行われる「セールスプロモーション」が有効になるのです。 売り場にいる消費者に直接刺激を与えることができるため、購入を促しやすく短期的な効果が見込めます。 セールスプロモーションの方法としては、冒頭の例のように、ポスターやチラシなどによる強調や、期間限定の値引きやクーポンの他、店舗内での商品の大量陳列、試供品やおまけの提供などが挙げられます。 消費者の心理として、同じものを購入するのであればより安いお店で買いたいですし、おまけのついていない商品よりはついている商品に興味が向きます。その心理を突いた販促活動になりますね。 セールスプロモーションのメリットは即効性があること。広告やパブリシティは大勢の人に認知され、ブランディングとしては大きな効果を得らるますが、即効性がありません。例えば、雑誌である商品が紹介されていたとして、見た瞬間に購入を即決し、購入までの行動を取る人がどれだけいるでしょうか。大半の人が、その商品を目にしてから購入にいたるまでにかなりの時間を要すると思います。その点、セールスプロモーションでは、目の前に商品がある状態で販促することができますので、その場で購入にいたるケースが増えるというわけです。 食料品や洗剤などの日常品など、低価格で日常的に買い物をする商品に向いています。 逆にデメリットを考えてみましょう。 セールスプロモーションのデメリットは、 1、効果が短期間で薄れる 2、ブランドイメージを損なうリスクが伴う 1について、期間限定の割引を、名目だけ変えて毎日やっているお店をイメージしてください。おそらく「今日じゃなくてもいいや」という考え方になると思います。 また、特別なポスターや陳列方法を行ったとしても、2回目3回目とやってしまっては消費者に飽きられてしまいます。 やりすぎは目新しさを失わせ、効果を薄くしてしまいますので十分注意しましょう。 2について、1度値引をして商品を販売してしまうと、価格が戻ったときに売れなくなるリスクがあります。また、安売りをしている商品というイメージを持たれてしまうと「安物」というイメージにもつながりかねないので、注意が必要です。 セールスプロモーションはあくまで栄養剤みないなものです。短期的に効果を上げるには非常に有効な手段ですが、使いすぎると自分の首を絞めることになりかねません。 ここぞ、というときにだけ利用するようにしましょう。
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