【マーケティング】価格の決め方 その3
- cuaunited
- 2015年1月11日
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新年あけましておめでとうございます。本年も当社ホームページのコンテンツを色々と公開できればと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 価格に関する記事も今回で3回目になりますが、今回は価格弾力性についてご紹介いたします。 価格弾力性とは、価格の変動によって、需要や供給が変化する度合いを示す数値となります。つまり、値段を上げたらどれだけ売れなくなって、値段を下げたらどれだけ売れるようになるかを表す指標となります。 価格弾性力が小さいものとしてはお米や野菜など、生活必需品が挙げられます。一方で宝飾品などの贅沢品や嗜好品などは価格弾性力が大きいと言われています。 価格弾性力が低ければ為替の変動や税率の上昇などの外部要因があっても安定した売上が見込めます。価格弾性力を下げるためには以下のポイントをチェックすると良いでしょう。 POINT1 お得意様が多い ブランド力が高い商品は高くても売れます。例えばルイ・ヴィトンなどの高級ブランド。質が良く、高くてもいろんな商品を何度も購入してくれる「お得意様」を多数つくることで価格弾性力は下げることができます。 POINT2 マニアに好まれるこだわり 簡単に言うと、○○オタクをターゲットにすることです。腕時計オタクであれば世界各国、様々なメーカー・種類の腕時計を購入します。秋葉原に代表されるオタク文化も分かりやすい例ですね。 このようなマニアにとって、腕時計であることや、そのアニメのグッズであることが重要なのであり、価格は関係ありません。 POINT3 特別感の演出 例えばクリスマスや誕生日のとき、特別なレストランで食事をしたり、ちょっと贅沢をすることは多々あると思います。このように財布の紐が緩んだタイミングで特別なサービス・商品を提供することで、高くでも購入してくれるような施策を盛り込むことが可能になります。 POINT4 値段が高いからこそ売れる 値段が高いからこそ売れる商品もあります。例えば宝石だったり、高級な魚介類が該当します。 仮にダイヤモンドが1000円で売られていたり、本マグロの大トロの寿司が1カン50円で売られていたとしたら、素直に手が伸びるでしょうか?おそらく多くの人は「これは本物のダイヤじゃないのではないか」「賞味期限間近の古いものじゃないか」という疑いをもってしまうと思います。価格の高さがそのまま高品質である証明にもなりえるという例です。 この様な方法で価格弾性力を下げたり、低い商品を生み出すことは可能です。最近は為替も大きく動いており、また税率のアップも控えております。不利な状況でも売り上げを落とさない施策を考えていきましょう。
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