【ノウハウ】メディアで連載コラムを持ちたい人へ
- cuaunited
- 2015年1月18日
- 読了時間: 4分

専門的なことをやっている人とお会いすると、結構な確率で「コラムを書きたい」と相談されます。普通のメディア掲載のように「○○という商品が発売される」「□□というサービスを開始します」というように事実を掲載させるのではなく、あるテーマについての第一人者として意見を述べる場が欲しいというのです。
まず、連載を持つことはどのようなメリットをもたらすでしょうか。
第一に連載コラムを執筆することで、その分野の権威として認められた証明になるということです。逆に考えると、連載している人は、読者にとってその分野の第一人者と思われる、ということです。
極端な例で言うと、私は文系人間ですが、仮に科学関連の有名な雑誌に私が科学に関するコラムを書いたとしたら、読者から私は、科学の分野で権威ある人、と思われるわけです。もっとも、私の場合はすぐボロがでてしまうでしょうが・・・。
そして第二に、連載が終了した後も、その連載の記事をまとめ追記することで書籍を出版できるチャンスがあるということです。連載の回数にもよりますが、コラムを持つことは大変なことです。逆に言えば本にすることも可能な文章量になりえるということです。
参考までに、このサイトを始めたのが昨年8月。そこから週5記事ペースで更新しておりますが、合計の文字数が8万字を超えました。文庫本にすると160ページくらいにはなると思います。160ページくらいあれば、そこそこの本の体にはなるでしょう。
第三に、やはりマーケティングの部分でしょうか。コラムを読んで興味を持った人なら執筆者にも、執筆者が所属する企業・組織にも興味を持つかもしれません。その中からは商売や契約に結び付く場合もあると思います。
第四に、優越感に浸れる。。。これに関してはノーコメントで(笑)
さて、本題ですが、こうした様々なメリットがある連載コラムですが、どのような過程で獲得することができるでしょうか。ステップを絞ってご説明いたします。
STEP1 媒体選定
連載を考えている方はある分野の専門家だと思います。まずは、その専門分野に関する業界紙や専門誌をピックアップすることから始めます。もちろんWEBのメディアでも構いません。
このような専門的なメディアは一般的な知名度は高いとは言えませんが、その業界について強い興味を持っている人が読者になっています。全国紙などと比べて記事掲載のハードルが比較的低いため、まずはここからアプローチしてみましょう。
STEP2 メディア分析
STEP1である程度目標媒体が固まったら、そのメディアを分析しましょう。どんな内容で連載がされているか、どんなものが好まれる傾向にあるか、そもそも連載のコラムのコーナーはあるのか。メディアを一通り見るだけでも傾向は掴めると思います。
また、過去にどんなものを取り上げたかを把握することで、過去に取り上げたものとの重複を避けることも可能です。先月号に取り上げたテーマを、別の人が執筆。ということは考えにくいですよね。
さらに、メディアの多くは広告を出稿してもらうために「媒体資料」を公開しています。この媒体資料には広告の料金のみならず、読者の属性、たとえば男女比や年齢層なども掲載されておりますので、その媒体の読者を把握しておきましょう。
STEP3 連載企画書の作成
ターゲットとなるメディアの情報を確認したら、そのメディアに合った連載コラムのテーマを考えてみましょう。
・連載コラムのタイトル
・企画概要・説明
・構成
・著者プロフィール
どんな内容でコラムを書いていくか。また、その企画がなぜ必要なのか。構成とは、仮に8回の連載であれば、各回のタイトルと、その概要などを書きます。プロフィールには、その業界での実績や経営する会社について書きます。プロフィールを明示することで「私が執筆する理由」にしてしまうわけです。
これらの準備をしてターゲットのメディアにアプローチをしていきましょう。通常の掲載よりは難易度は高いですが、メディア側も企画が面白ければ興味を持ちますし、編集者が次の連載の企画を練ってるタイミングで企画を持ち込めば歓迎されます。
専門家としての第一人者になるためにも、是非一度トライしてみてください。
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