【PR】名古屋のPR会社が見る、イスラム国と戦略PR
- cuaunited
- 2015年1月27日
- 読了時間: 2分

最近はイスラム国の話題で持ちきりではありますが、PR会社としてはイスラム国のデジタルPR戦略には目を見張るものがあります。
デジタルにおいても特に動画を駆使しており、巧みにエフェクトをかけた映画のワンシーンのような動画をパターンを変えて短編公開していくことで、志願者の心にどんどん入り込むようなプロモーション戦略を立てています。
動画の中には、兵士が子供と楽しそうに戯れている場面や、戦地へ向かう勇敢とも見て取れるシーン、家族と幸せそうな笑顔をみせるシーンなど、ところどころに共感を得るポイントが盛り込まれており、全体的な視聴時間も1分前後と気持ちよく視聴できる絶妙な設定にしてあります。
実際にここ数年で志願者は大きく増加傾向にあるようで、世界にはイスラム国に入隊を希望する人の訓練所や手続きの代行を行っているようなところも多々あるそうです。
2014年は動画元年と言われており、今年は増々動画へのハードルは下がり、動画プロモーション市場も伸びてくるものと想定します。
従来、動画はある程度のクオリティを必要とし、そのクオリティはもちろん値段にも比例していくわけですが、現在はユーチューブは勿論VINEなどの超短編動画が流行っており、クオリティの部分よりも、構成を巧みに操ることであまり費用をかけることなく共感を得ることが出来ます。
ここで言う共感とはネット特有の感動や笑い、驚きをいかに生みだすことができるかという点に尽き、この3つ無くして話題性を勝ち取ることはできません。
文字や静止画では伝わらないある種特殊な共感を獲得できる「動画」はどんどん身近なものになっていき、企業でも人材獲得に向けたプロモーション動画や、話題を勝ち取るためのブランディング動画等、デジタルを巧みに利用することで費用をかけずに認知を取れる時代がやってきていると思います。
※当記事は、イスラム国の良し悪しを問うものではなく、あくまでPRの観点からの記事となります。
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