【PR】ゲーム理論から学ぶ、PRに欠かせない「ウラ」から見る大切さ
- cuaunited
- 2015年1月30日
- 読了時間: 3分

PR活動をやるに当たって、重要なことの一つとして物事を正面からではなく「ウラ」から見るということです。
例えば、新聞一つとってみても、斜め読みして「あ~そうなんだ~。」ではなく、なぜこの人はこういう記事を書いたのだろう、違う新聞ではどういう切り口で書いているんだろう、実際はこういうことが起こっているのではないか、等推測も含めて読んでいくと新しい物の見方ができるようになり、それがPR活動を行う上での発想力に繋がっていきます。
ゲーム理論では、このような違った角度から相手の心理を逆算していく手法として様々な参考書がありますが、私が以前知ったこんな問題があります。
(問題1)
とある村に貧しい娘がおりました。
母は亡くなり、父はかろうじて生きておりますが悪性の病で寝たきりの状態が続いております。父は借金を抱えており、高利貸しが毎日のように自宅まで取り立てに来る日が続いておりました。
ある日、一人の若い高利貸しが娘の家に訪れ、黒と白の石で敷き詰められた小さな庭に娘を呼び、石を2つ小さな袋に入れこのように言ったのです。
「どうせ、お前の親父が残した借金などお前は返せないだろう。そこで、お前にもチャンスをやろう。この袋には黒の石と白の石が一つづつ入っている。もしお前が袋の中から黒の石を選ぶことができたら’借金をチャラ’にしてあげよう。お前がもし、白の石を選んでしまったとしても借金はチャラにしてやる。その代り、私と’結婚’するのだ。」
と言いました。
そう、この若い高利貸しは娘にとても強い恋心を抱いていたのです。
しかし、娘はこの高利貸しがこのゲームを行うにあたり、ある不正をしていたことに気づいていました。
この若い高利貸しが石を袋の中に入れるときに、二つとも白の石を入れていたのです。
高利貸しはこう続けました。
「もし、お前がこの選択を拒んだり、文句の一つでも言おうものなら奴隷としてお前を売りとばしてやる。お前が生きる道は袋の中に入った石を一つ取ることだ。」と。
娘は困りました。
袋の中から一つ石を選んだとしても、どちらにせよ入っているのは「白の石」なのです。
しかし娘はもちろん結婚などしたくはありませんし、借金も無くなって欲しい。
(何がなんでも袋の中から黒の石を選択しなければなりません。)
この後、娘は選択を拒んだり、文句ひとつ言わずにちゃんと「袋の中の石を一つ取り出す」ことで、黒の石を手にすることになります。
さて、どのような手段を使ったのでしょうか。
続きは次のブログで。
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