【PR】(続)ゲーム理論から学ぶ、PRに欠かせない「ウラ」から見る大切さ
- cuaunited
- 2015年2月12日
- 読了時間: 3分

前回、PRの世界では物事を「ウラ」から見ることが大切であるという記事を書きました。
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その一例としてゲーム理論での問題を出したのですが、今回は解答編です。
娘は、高利貸しが黒と白の石で敷き詰められた庭から拾い袋の中に入れた2つの石を1つだけ取らなければならなく、もし黒の石だったら「結婚しなくてもよい。且つ、借金もチャラ。」白の石を取れば、「結婚はしなくてはならない。借金はチャラ。」というゲームをさせられることに。
勿論娘としては、高利貸しと結婚はしたくないので「黒の石」を取らなくてはいけませんが、ずるい高利貸しは袋の中に「白の石」しか入れていない。
しかし、この選択を拒んだりケチをつけると「奴隷として売りとばされる。」という最悪の結末になる。
ここまでがざっくりフィードバックです。
みなさんはお分かりになったでしょうか??
ヒントは、「黒と白の石で敷き詰められた庭」です。
解答
↓↓
娘は、悩みました。「黒の石を取りたい。でも白の石しか入っていない…。」
普通に取ってしまっては白の石を取ることは確実です。
しかし、黒と白の石で敷き詰められた庭を眺めて娘はある事を思いつき、白の石しか入っていない袋の中に手を入れました。
そして、取り出した石を握りしめて見もせずにそのまま下に落としてしまいました。
そして娘はこう言いました。
「私は拒むことなくケチをつけることもなく石を取り出しましたが、落としてしまいました。すみません。でも、ここの庭には白と黒の石しかありませんので、私が落としてしまった石がもし黒だったら、その袋の中に入っているのは白の石ですよね。逆に、落としてしまった石がもし白だったら、その袋に入っている石は黒ですね。さぁ、その袋に入っている石は何色ですか??」
もちろん、袋の中には白の石しか入っていません。
高利貸しは、顔を真っ赤にして逃げていきました。
娘は安堵し、借金の無くなった後お父さんといつまでも幸せに暮らしました。
(完)
みなさんは、分かりましたか?
ストレートに考えたら、白の石は白の石ですが、すこし頭を捻ることによって白の石も黒の石に変えられるのです。
そして、PRの世界ではこのような考え方がとても大事でなのです。
全く同じ内容でもストレートに情報を発信してしまうとメディア露出が実現できなくても、その情報を違う角度から見てみたり、少し加工してみたりすることでメディア露出が実現することなどは往々にしてあります。
この、「情報開発」をいかにうまくできるかがPRマンの腕の見せ所でもあるわけで、優秀なPRマンになるには物事を常に斜めからみる癖をつけることが大事なのです。
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