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【PR】近畿大学の広報力がすばらしい

  • 執筆者の写真: cuaunited
    cuaunited
  • 2015年4月9日
  • 読了時間: 3分

前回は入学式シーズンということで信州大学と近畿大学の入学式における広報事例を紹介しました。

今回はその中でも近畿大学の広報力を深堀りしていきたいと思います。

前提として、近畿大学は世界初のクロマグロの完全養殖化に成功し、近畿大学自体を詳しく知らなくても「近代マグロ」の話題は知っている方も多いのではないでしょうか。

実はこの近畿大学は他にも非常にきめ細かな広報戦略を取っているのです。

例えば、前回ご紹介した「つんくプロデュース入学式」や「卒業式のニコニコ生放送化」「graffitiとのコラボレーション大学案内」「近大エコ出願」等様々な手法でPRを行っています。

東大阪キャンパス整備計画も、ストレートに見れば単なる新校舎設立ですが、このようなタイミングでメディア露出を最大化させるために「近代をぶっ壊す」というキャッチコピーのもと、大学とは思えないようなクリエイティブで「何かすごいことをやるのではないか」と世間をワクワクさせるような見せ方をしています。

また、メイキング映像も公開し新校舎設立という「点」のイベントにストーリー性を持たせることで「線」で結んで一大イベントに仕立て上げています。

この近畿大学は、年間200本以上にも及ぶニュースリリースを発信しており、大きな話題ではなくとも話題性に応じて地元メディアや専門メディアにも情報発信するなど、きめ細かなメディアリレーションを取っています。

発信したニュースリリースのうちどれくらいメディアに掲載されたのか、何件の取材を獲得したのかといったヒット率も測定しており、戦略的な広報術により2014年には志願者数日本一を達成しました。

関西圏では、「関関同立」のブランド力が圧倒的で数年前までは近畿大学は大学ブランド力で大きく差をつけられていた状況でした。大学ブランド力というものは正直なところ国公立であるとか、偏差値が高いという点にある程度比例してしまう現実があるのですが、それを「学生に大学本来のアイデンティティや理念、魅力を伝える」という原点に立ち返った広報戦略をとることで、以前までのブランドイメージを大きく覆した事例と言えます。

コンテンツマーケティングの分野では早稲田大学がサイトをリニューアルし話題になりましたが、近畿大学の他にも明治大学や金沢大学等、広報を有効活用した大学の魅力発信施策は続々と成功事例が出てきており、今後もこのような対策が各大学で急務であると言えるでしょう。

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