【ノウハウ】広報部門の目標設定方法とは 後編
- cuaunited
- 2015年4月15日
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※こちらの記事は 【ノウハウ】広報部門の目標設定方法とは 前編 の続きとなります。
■マスコミ露出の質を目標にする
各社、「このメディアに取り上げられたい!」という想いはあると思います。
「ウチの商品は主婦向けだから、主婦層が見るお昼の情報番組に取り上げられたい!」
「この商品はビジネスマンにこそ手に取ってもらいたい。だから全国紙やビジネス雑誌への掲載を達成したい!」
このように、媒体としての目標を掲げるのも1つの方法だと思います。
要は全体の露出件数にこだわらず、その商品にとって影響力の大きい媒体に露出させることが重要、という考え方になりますね。
1つのメディアを徹底的に調査することで、自社商品に足りない部分が見えたり、どのような見せ方でアプローチをすれば露出しやすいかなどを考えていきます。場合によっては商品開発にまで影響を与えることかもしれません。
ただし、年間目標で、この雑誌に1回取り上げられます。というのが果たして成り立つか・・・という話になりますので、他のメディアへの露出件数と併せた目標設定が必要になることでしょう。
目標を設定する際に、何と比較するか、というのもポイントになってくるかと思います。
仮に年間の露出件数を目標とした場合、10件の目標、100件の目標、1000件の目標・・・どれが適切な数値目標になるかは判断が難しいところです。媒体目標にしても、どの媒体をターゲットにするか悩ましいところですね。
例えばとある中小企業が日経新聞の経済欄に載せたいと考えたとしても、まず不可能でしょう。というのも、新聞の経済欄の多くは上場企業などの大企業を取り扱う欄になっているからです。企業規模や業界、商品によって適正水準は大きく異なってきます。
そこで、基準となる比較対象を作るわけです。
既に何年も広報PRに取り組んでいる企業であれば、「昨年度比〇%増」を目標にするなど、昨年の自社を比較対象にする方法がとれますね。昨年は100件の露出だったので、今年は120件を目標に・・・とか、昨年露出できなかった〇〇新聞への掲載を目標に・・・という形です。
もう1つは、競合他社などのライバル企業を比較対象にする方法です。ライバル企業がホームページでメディア実績を掲載していたら、それを参考に目標設定を考えてみましょう。同時にどのようなメディアに取り上げられやすいかも調査することができます。
企業として広報PRに力を入れ始めたばかりなら、ライバル企業を上回ることが最初の目標になると思います。
まだ、広報部門での目標設定をしていない方がいればこういった方法で目標設定してみてはいかがでしょうか。
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