【ノウハウ】テレビ取材のキーワードは「体験できる」
- cuaunited
- 2015年7月15日
- 読了時間: 2分

最近のテレビを見ていると、芸能人やタレント、お笑い芸人などが街を散策している番組が多くなったような気がします。スタジオを使用せず、出演者が少なくてすむので低予算で作ることができる、なんて理由があるのかもしれませんが、もっと単純に視聴率が良いのでしょうね。
実際、私自身も地元のよく行くお店がテレビで紹介されたりすると嬉しいですし、今度旅行に行く予定の場所の情報がテレビから得られたら非常に役に立ちます。もちろん、今住んでいる場所の近くで、自分の知らないお店が紹介されたら、行ってみたいという気持ちにもなりますね。
では、もう少し掘り下げて「PR」という視点から見てみるといかがでしょうか。
なぜ、視聴者が上記のような感情を持つかを考えてみると答えはすぐに分かります。
飲食店であれば、出演者がそのお店の料理を「食べる」。遊べる施設であれば、出演者は「遊ぶ」。音楽を聞けたり、映像が見れる場所であれば、出演者は「視聴する」。
これら全ては、出演者が実際に「体験」をしているものを映像として放送されています。自分の良く知るタレントや芸人が、食べて喜んだり、遊んで楽しんだり、視聴して感動している姿を見ることで、視聴者は共感を覚えたり、実際に自分で体験したい、という感情を引き出しているのです。
番組の制作側にもメリットはあります。
体験している姿というものは、動きのある映像になります。動画である以上、動きがなければ面白味に欠けてしまうので、体験をすることで動きを撮ることは重要になります。また、体験をすることで、出演者からコメントを引き出すことができます。食事のレポートなら、何がどう美味しいのか、など率直な感想を聞くことができますので、それが信用や説得力につながります。
あと、当たり前の話ですが、出演者が体験したものは基本的に視聴者も同じく体験することができるものです。視聴者に直接利益をもたらす情報ですので、報道する価値は高いと言えるでしょう。
さて、ここまで考えたらPRマンとしてはどう動くか分かりますね。番組制作者にとって「大体験できる情報」がいかに重要かが分かれば、自社の商品やサービスをどのように体験してもらうかを考えることがテレビ取材を引き出すポイントになるのです。
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