【ノウハウ】プレスリリースは誰のために書くのか
- cuaunited
- 2015年9月14日
- 読了時間: 2分

プレスリリースに限った話ではないのですが、商品の情報が載っているリリースやサイト、パンフレットを見ると、「この商品はここがスゴイ!」で終わっているものが結構あります。新技術を使って・・・とか、最新のテクノロジーを駆使して・・・とか、特許出願中・・・とか。
実際、そういったことはスゴイことなのでしょうし、その情報があるから購入されることもあるのでしょうけど、個人的には「だから何?」と思ってしまいます。
この技術がすごいから、ではなく、この技術を使うことでこの商品はお客様にとってこのようなメリットがある、というように、買った人にとってどのようなメリットがあるか具体的に書いた方が、消費者にとっても実際に使っているイメージが浮かぶかと思います。
これをプレスリリースに置き換えて考えてみると、自社製品の特長ばかり並べた単なる自慢リリースになってしまい、掲載されたり取材に結び付けることは難しくなってしまいます。
こんなプレスリリースを書かないためにも、意識してほしいのは「プレスリリースは誰のために書くのか」ということです。
極論を言ってしまえば、プレスリリースはマスコミに向けて配信するものですから、マスコミのために、ということになります。しかし、マスコミにもそれぞれ読者がいるわけですから、そこまで考えたリリースを書けるようになってください。
商売に三方よしという心得があります。「売り手よし、買い手よし、世間よし」売り手の都合で商売をするのではなく、買い手が心から満足し、商売を通じて社会貢献や地域発展に貢献することを良しとした心得です。
売り手 = 商品やサービスを提供する企業。プレスリリース発信元。
買い手 = 商品を購入したり、サービスの提供を受ける人。消費者。
世間 = 社会全体。風潮。流行
こうして見ると、自社製品のスゴイところを並べたところでニュースになりにくい理由が分かりますね。売り手のことだけを考えるのではなく、実際に手に取る消費者や、社会性に意識したプレスリリースを書くよう心掛けましょう。そうすれば、より多くのメディアが注目してくれるはずです。
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