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【マーケティング】目標設定とターゲット設計

  • 執筆者の写真: cuaunited
    cuaunited
  • 2015年12月5日
  • 読了時間: 4分

仕事ではないのですが、先日、こんなお話をいただきました。 なんでも、ある10代メンバーによる団体を応援したいので、そのマーケティングを考えてほしいとのこと。 もっとよく話を聞いてみると ・団体への加入者数を増やしたい ・年齢層は幅広く、年配の人からも愛されたい ・援助金を増やしたい ・応援する横断幕を作りたいが、長く使えるものを 概ねこのような内容でした。 仕事ではないので、ここまでの話を聞いてやんわり身を引いたのですが、仮にこれが実際に受けた仕事だったらどうすべきだったかと思い、今回の記事にしてみました。 皆さんも一緒に考えてみましょう。 まずこの案件について第一に思ったことが、ターゲットが明確ではない、ということです。 若年層の団体なのに、年齢層は幅広く年配の方も対象として見ているようです。 10代から年配の人までって、ほとんど全員じゃないですか!! とツッコミを入れたくなる気持ちを抑えて、なぜこのようにターゲットが広くなってしまったのかを考えてみます。 その理由として大きいのが、複数の目標が混在しているからです。 この例で言うと、 ・団体への加入者数を増やしたい という目標についてのターゲットは、当然ながら10代の人になるわけです。10代の人しか入れない団体なので、20歳以上の人に「加入してください」と言ってもまったく無駄ですからね。 一方で、 ・援助金を増やしたい という目標に関しては、それなりに年齢を重ね、収入もある人でなければなりません。少なくとも10代の学生ではありませんよね。 この時点で分かることは、提案者は2つの案件を1つに無理やりまとめてしまってるということです。つまり、この案件については、2つの目標を見据え、それぞれのターゲットを想定することがまず必要な工程になります。 目標1:団体への加入者数を増やす ターゲット→10代 目標2:援助金を増やす ターゲット→年配の人 こうして分けることで、目標1については10代の若い人向けのマーケティングを考えていけばよいですし、目標2については年配の人向けにマーケティングを考えていけばよくなります。 もちろん、10代とか年配の人でもターゲットは広すぎるので、ペルソナ設定を行い、より具体的な人物像を考えていくことで、その人の行動パターンや、収入、情報ツールなど生活スタイル全般を想定し、その人に合ったマーケティングを考えていく方がより良い施策ことなることでしょう。 ◆参考記事◆ 【マーケティング】ペルソナ設計とその方法 男性の好みも女性の好みも、若人の好みも年配者の好みも傾向としては隔たりがあるものが多いものです。そうしたことを意識せずに、「誰でもいいから」とターゲットを広く設定してしまうと、結局は誰からも好まれない悪い意味での「無難」なものができてしまいます。マーケティングの典型的な失敗例ですね。 好みに関しても時間の経過とともに変わってくるものですので、今年作ったものをまた来年も、というのは効果が低くなってくる可能性があります。かといって、長期間使えるものとなると、それまた「無難」なものに落ち着いてしまうことでしょう。 こうした、幅広いマーケティングはそれこそ全国展開しているコンビニ業界最大手など、本当に幅広い客層を相手にしている企業レベルの話になってきます。 それだけ予算も使い、レベルの高い施策を行っているわけですが、一般的な中小企業や団体がわざわざレベルを上げて難しく考える必要は全くありません。 ターゲットを絞り、その人にあったマーケティング施策を考えることからスタートしてみましょう。 ターゲットが絞れないのでしたら、今回のケースのように目標が広かったり複数混在していることもありますので、本当にやりたいことは何かを明確にし、目標を正しく定めることでターゲットを見直すことも考えるといいですよ。

 
 
 

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