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【ノウハウ】プレスリリースの奥の手「調査リリース」の作り方 その3

  • 執筆者の写真: cuaunited
    cuaunited
  • 2015年12月21日
  • 読了時間: 5分

自社のPRネタが弱くても記事になりやすくなる手法、それが調査プレスリリース。

前回までは、調査プレスリリースがどのようなときに役立つか、どのような効果を発揮するかなどについて書かせていただきました。

今回は、実際に調査プレスリリースの作り方をご紹介していきたいと思います。

◆参考記事◆

STEP1:ターゲットの確認

まず最初に行うことは、ターゲットの確認です。

ターゲットと言っても調査リリースの場合は3つターゲットがあります。それは

A:商品の購入者、サービスの利用者

B:調査対象者

この2つのターゲットが存在します。

Aは自社の商品やサービスは誰のためのものか、ということです。この商品は誰に使ってもらいたいか、誰に利用してもらいたいかを確認しましょう。

いくら調査情報が面白くて記事になったとしても、自社サービスの利用者に読んでもらえなければ意味がありません。ターゲットを明確にして、そのターゲットが興味を持ちそうな調査を行います。

Bは調査を行うターゲットです。アンケートを取る相手、と考えてください。

AとBは同一である場合もありますし、異なる場合もあります。例えば30代女性をターゲットにした化粧品であれば、前者の場合

・30代女性に聞いた、化粧品の〇〇調査

といった形となり、後者の場合は

・男性が見る、30代女性の化粧について

・スキンケアのプロが教える化粧品のアレコレ

という形になります。相手の立場や専門家視点での調査であれば、自分と同じ視点からの調査よりも効果的なことが多々あります。「そう思われていたんだ!」と気づきを与える効果が非常に高い調査になるかと思います。

どちらが優れている、というわけではなく、アンケートの内容によって適切なBターゲットを選ぶ必要があります。Bターゲットの選び方は、Aターゲットにどんな感情を持ってもらいたいかを考えると見えてくるかと思います。詳しくは次のSTEP2で。

ちなみに、場合によっては両方のデータを取って、比較する方法も非常に効果的ですよ。

STEP2: どのような感情で興味を持ってもらうか

ターゲットに興味を持ってもらうためには、ターゲットの感情を動かさなければいけません。調査プレスリリースで感情を動かすポイントとしては

・「あ~、分かる分かる!」という「共感

・「マジで!?そうだったの!?」という「驚愕

大きく分けるとこの2つかと思います。

ターゲットAとBを同一にして調査を行った場合は比較的「共感」を得られやすく、AとBで異なった対象に調査を行えば「驚愕」を得られやすくなります。

「20代女性がクリスマスプレゼントに何が欲しいか」という調査で、仮に第一位がアクセサリーだとしたら、20代女性から見れば「私も!」と共感を得やすく、プレゼントを贈る側の男性から見たら「そうだったのか!」と驚きや気づきを与えやすくなりますね。

このような感情の変化を与えることで、読者に対して興味を与えることができます。この調査を行ったら、読者に対してどのような感情を与えることができるかを想定して構成を練ってみましょう。

STEP3:ニュース性を高める

STEP2で感情に変化をもたらす内容を作りましたが、今度はそれをより記事にしてもらいやすいように内容を考えなければなりません。記事になるためのもう一つの要素としてニュース性があります。

ニュース性とは、簡単に言うと情報の付加価値だと思うと分かりやすいかと思います。上記の例で言うと、

プレゼントで何が欲しいか → クリスマスにプレゼントで何が欲しいか

クリスマス、という季節性を付け加えることで、今のタイミングに合わせることができますので情報としての価値が加わります。これがニュース性です。

他にも、今後のトレンドを示したり、問題提起を行ったり、今までにない新たな視点で情報を提供したりと様々な方法でニュース性は作ることができます。自分が読者になったとき、どんな情報なら興味を示すかを考えて構想を練ってみると分かりやすいかもしれませんね。

STEP4:本来伝えるべきメッセージは何かを明確にする

企業にとって調査プレスリリースは調査データを提供するのが目的ではありません。その調査情報をもとに自社の商品やサービスをアピールしてこそ意味があるものになります。

調査プレスリリースでは「起承結」の3点セットで考えると綺麗な形になりやすいです。具体例を挙げると

起:コスプレメイクをする人のお困りごと第一位は「化粧崩れ」

承:化粧崩れの原因は、コスプレイベント中はよく動くため汗をかきやすいから

結:汗をかいても化粧崩れしにくいファンデーションを新発売

起:歯磨き後に水を飲むと味が変わると回答した人〇〇%

承:味が変わったように感じるのは歯磨き粉に含まれる成分の影響

結:その成分を含まない歯磨き粉を開発

このような流れにして考えると最終的なメッセージを伝えやすくなるかと思います。

「結」は自社が最も伝えたいメッセージ。「承」はその商品やサービスが持つ一番大きな特長。これを踏まえて一番ロジックが組みやすい「起」、つまり調査を考えることで、記事になりやすい調査プレスリリースが作れるようになります。

もし、調査プレスリリースが上手くいかず、全く記事にならなかったとしても心配はいりません。調査データは見方によって価値が全く違うものになってきます。

1度失敗した調査データをもう一度見直して、新しい調査プレスリリースを作ってみましょう。必ず新しい利用価値があるはずですよ!

※この記事内にあるデータは、記事の内容を分かりやすくするためにつくったものです。実際のデータとは異なりますのでご了承ください。

 
 
 

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