【マーケティング】マーケティングの4Pにおける広報の役割(後編)
- cuaunited
- 2014年9月24日
- 読了時間: 3分

今回は4Pの要素を欠いた、悪い例をご紹介していきたいと思います。 例1)Productが悪い場合 全国のコンビニで販売されており、広告にも十分に投資し、今や日本人なら知らない人はいない。価格も安く、コンビニに並んでいる商品と比較しても安い。商品名は「道端で拾った石ころ」・・・ まぁ誰も買いませんよね?誰からも必要とされていないモノは他が全て良くても売れることはありません。 例2)Priceが悪い場合 大人から子供まで楽しめる最高に面白いゲームアプリ。ゲーム雑誌でも最高点の好評価。しかもクチコミで広まって今や誰もが知っているゲーム。もちろんアンドロイド、iPhone両方に対応し、スマホさえあればいつでもどこでもダウンロードできる環境。ダウンロード価格50万円! これも販売数を伸ばすのは難しいですね。アプリのゲームなら無料でダウンロードできるものも多い環境ですから、その価格帯に対して高額な商品の販売は難しいでしょう。 例3)Placeが悪い場合 老若男女問わず誰からも愛されるラーメン。価格もワンコインで食べられる手軽さ。雑誌や新聞、TVからも取材され、連日なにかのメディアで紹介されている状況。お店の場所は富士山の樹海の中。 どうでしょう?行ってみたいですか?いえ、行ってみたいと思う人はいるかもしれませんが、実際に行く人は少ないでしょうね。 実際にはありえない極端な例ですが、4Pのいずれかを欠くとこのような結果になってしまいます。どのパターンでも売り上げを伸ばすことは難しいのが分かります。 さて、ここで本題です。4つ目のPromotionを欠いた状態を考えてみてください。 素晴らしい技術を使い、地域ナンバーワン品質の商品を生み出し、買った人には喜んでもらえる商品。価格は適正で、さらにキャンペーンなどで割引も行っている。品数も十分に確保。しかし、認知度が低く、消費者に情報が届いていない・・・ 先の3つの事例と比べて少々生々しい話になったのではないでしょうか。広告を出すのにも多額の費用がかかるし、取材を待ってても全然こない。 乱暴な言い方をすると、マーケティングにおいて広告を行わず、広報活動も行わないということは、石ころを売ったり、富士の樹海で店を出したり、適正価格から大幅にズレた商品を販売することと同列のことというわけです。そうならないためにもプロモーションを後回しにせず、平行して行っていきましょう。
逆に、Promotionがうまくいって、メディアに紹介されて話題になっても売り上げが伸び悩む場合、ほかの3つのPに何か問題があるのかもしれません。そうした視点を持って、マーケティングに臨んでみてください。
Comentários