【スタートアップ】クーポンビジネスの弊害とは
- cuaunited
- 2014年11月18日
- 読了時間: 3分

もうすぐ早いものでクリスマスの時期となりました。
最近は名古屋もグッと寒くなり、そこそろダウンコートが欠かせない時期でもあります。
最近のニュースで、グルーポンがおせち料理のクーポン販売を開始するとの報道で賑わいを見せました。
グルーポンといえば、数年前に破格のクーポンを時間制限付きで販売するというモデルで一世を風靡したサービスです。
今では、後発参入が多々なされており、高級志向のLUXA( https://luxa.jp/ )やグルーポンに追随するポンパレ( http://ponpare.jp/ )等様々な同業種のサービスが出ており今や寡占市場となっているのが現実です。
このようなサービスは、業界ではフラッシュマーケティングと呼ばれております。
"フラッシュマーケティングとは商品やサービスの提供にあたり、割引価格や特典がついたクーポンを期間限定でインターネット上で販売する手法。一般に24時間から72時間程度の短時間(フラッシュ)に、集客と販売および見込み顧客の情報収集が行われるという特徴を持つ(wikkipediaより引用)"
と、ウィキペディアには書かれております。
つまるところ、ものすごい安くサービスを受けられるクーポンが買えて嬉しいですよね、店舗さんは間違いなくクーポンを購入した人は来店してくるので、来店予測が立てやすく、あわよくばリピーター化していったら嬉しいですよね。
というサービスです。
現実的には、店舗側からすると大きな割引をしなければならない上に、販売金額の20~30%の手数料を払わなくてはならないためクーポンを出しただけでは赤字の場合が多いようです。
いかにリピーターにするかがキモなんですが、グルーポン等を使ってくるお客さんの大半の理由は「安いから」という点のみにあります。
したがって、よほどファン化しなければ正規の料金を払って2度目に来ることはほとんどないわけで、フラッシュマーケティングの是非は以前より問われてました。
ファン化しなければ、何の価値も無いわけですからね。
クーポンは様々な店舗で顧客誘導の為に使われておりますが、フラッシュ的な顧客誘導は中長期的価値は全くないと思います。
つまり、安さだけで勝負することになり、一時的な集客効果は見込めるが次に繋がらない。
クーポン発行は顧客誘導の最も手っ取り早い手段ではありますが、カギとなる部分はいかに「安さだけで勝負しないクーポン」にするかだと思ってます。
クーポンに「価格の価値」以外にどのような価値があるのでしょう。
次回考察してみたいと思います。
◆参考記事◆
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