【コラム】PR会社の選び方・決め方・費用(相場)を考える
- cuaunited
- 2015年2月24日
- 読了時間: 3分

世の中にPR会社というのはピンからキリまで多数存在します。
大規模なクライアントや案件を抱える総合PR会社やブティック型PR会社と呼ばれる一定の業界やに精通しているPR会社、そしてTVに強い、赤文字系雑誌に強いなど一定のメディアに精通しているPR会社など探し始めたら本当にキリが無いくらい存在します。
それでは、PR会社を決めるときにどのような順序で絞り込めばいいのでしょうか。
まずは
①月額予算
②どのメディアに力を入れてるか
③総合的なPRなのか、ピンポイント型のPRを希望しているのか
という点が選定時の大きな目安になります。
まずは何と言っても予算感です。
月額予算が10万円、30万円、50万円以上という大枠でお話ししましょう。
10万円での活動内容ですと、だいたいはクライアント企業からネタのヒアリングを行い、プレスリリースの作成から配信まで。会社によっては、プレスリリースの書き方などのサポートを受けられるかもしれません。
既にネタがあるものの、プレスリリース作成のノウハウや社内でメディアリストを持っていない企業が、社外にリソースを求めて活用するイメージかと思います。
30万円前後だと小・中小規模のPR会社で全体的なPR活動を請け負う会社も出てきます。対象メディアが予め決められているような業界やPR活動委託の場合はこれくらいの金額から本格的なPR活動が可能になります。
広報は行わなければならないけど、何から手を付けて良いかわからない。といった企業などが、広報に特化したコンサルタントに仕事を依頼するようなイメージです。
月額50万円以上となると、全体的に大手総合PR会社が手をあげてくるような金額となります。
プレスリリースの配信などの基本的な内容はもちろんのこと、広報のプロを抱えることで自社のブランディングに寄与します。プロジェクトリーダーを筆頭に、複数のメンバーが参加し総合的にサポートします。イメージとしては外部的な広報部をつくるような形になるかと思います。
しかしながら、大手総合PR会社が必ずしも確実かというとそういうわけでもなく、自身のPR活動規模に応じて把握しておかなければ、逆に費用が高くなってしまい効果が薄いという結果にもなりかねません。
そしてどのメディアに力を入れるかという点で、TVに出たいのか、雑誌なのか、専門誌なのか、日経系なのか、それとも全体的になのかを把握します。
対象メディアが決まっている場合は、そのメディアに強いPR会社がありますので、総合PRよりもピンポイントなPRをお願いできるPR会社に頼むことで費用感も安くなる傾向にあります。
逆に全体的に露出したい場合は、やはり総合PR会社にお願いするのがいいかと思います。費用感はそれなりにしますがメディアを問わずリレーションを図っている場合が多いので、予算に合わせてPR会社の規模間を決めていくという形になります。
難しいところは、PR会社は基本的に活動費として収益を上げるビジネスモデルが多いため、安かろう悪かろうというわけでもなく、高かろう良かろうという訳でもないのが現実です。
契約すると常にPRマンとはリレーションを取っていく形になるので、会社としての実績というよりは、契約した時の担当者がどのような実績を持っているのかを聞くことが大事です。
PR契約であるあるネタですが、会社として実績豊富な総合PR会社と契約したが、予算がタイトだったため契約後の担当者が右も左も分からない新入社員だったなんてこともあります。
そのようなことにならないよう、PR会社とは一回の取引で終わるような関係にはならないため、自社と長い取引のできるPR会社をじっくり探すことをお勧めします。
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